根系調査
街中にある高木。
その根っ子が舗装の下で肥大成長して、表面をボコボコにする。
よくある話です。
これは、道路の強度を保つ為の構造上しょうがない部分が確かにあるんですよね。
でも、車椅子の方やお年寄りの方にとってはこのデコボコは困ったモンなんです。
で、「根上り対策」なる事を市が発注したワケです。
そこに樹木医もカランデくるワケなんです。
今回初の内容の仕事なもんで、数人の樹木医が集まって検討しました。
写真がその状況です。
今日の対象樹木は「ケヤキ」です。
根株の周囲は1m以上の厚さで砕石がガチガチに締め固まった状況だったモンで、根廻ししたかのような根鉢になってましたよ。
細根が表面に集まってきちゃってて、まるで絨毯みたいです。
どうやら設計通りの施工ではアカンな、という見解に達しそうですな。
今後こういった仕事が多少出てくるらしいですが、樹種と立地条件を組み合わせるだけでも結構なパターンが想定されます。
樹木医同士でタッグを組んで、情報の共有と見解の統一を図っていかにゃぁナランです。
調査方法とデータの取り方、取るべき箇所、書式なんかもこれから検討していくんだろうなぁ。
「樹木医意味ないじゃん」
なんて言われない様にキチンとやらにゃぁアカンですよ。