支部研修会@杉田

joe-yan2008-05-27

今日は支部主催の研修会です。
樹木の危険度診断の研修で、「ピカス」「レジストグラフ」と言ったこの分野に限ってはメジャーだけども一般的には超マイナーな診断機器を実際に使用しての研修会と言う事ですわ。


写真は「ピカス」で計測中の状況です。
これで内部の腐朽状況がある程度計測できるワケです。


こう言った器材での診断を「精密診断」と言います。
要は非破壊・半非破壊検査を機械使ってやるのが「精密」と呼ばれているワケです。


「半非破壊」ってのも微妙な感じがしなくも無いですが・・。


人間の世界では「CT」とか「MRI」とか、詳しくは全く知らないですが、体の断面内部構造が詳細に測定できる器材がありますよね。
レントゲンがその発祥的な感じなのでしょうか。


樹木の世界はこの「内部構造」を的確に非破壊で知ることが出来てないんです。
樹木医学」ってそんなモンなんです。
まぁ、樹木は診察室に入ってはくれないですからね。
全て屋外のフィールドで行われるんで簡単では無いのは分かりますけどね。


「ピカス」での計測画像と実際の幹断面の比較まで研修で行ってくれました。
思ったより計測値は悪く無さそうな感じがしました。
でも手軽に購入できる器材では無いです。需要が無いから高価ですわ・・・。


かなり危険度が高かったとは言え、バッサリ輪切りに伐採されてしまったサクラさん。
参加者はみんな感謝してますよ。多謝。