高所作業車そしてテング巣病

joe-yan2008-01-25

今日は「高所作業車」を使っての枝払い作業の現場に行きました。
まぁ、そこに丸一日居る時間は無いんですけどね。
頼りになる親方に頼めた現場は確認の巡回だけで済むんで助かります。


写真はサクラの「テング巣病」の罹病枝を切除してる所です。
この病気に罹った枝はホルモンのバランスを崩し、異常徒長枝となり、花芽を着けません。
やがて伝染し、全身が罹病するようになると枯死に至ると言われてます。
ワタシ自信は、テング巣病によって枯死したサクラを見たことは無いですが。
花を愛でられるべきサクラなのに花を咲かなくさせてしまう病気なんで、結構メジャーな病気の一つですね。
花見の時に「なんかあの枝おかしくねぇ?」と思ったらそれがテング巣病の枝カモ知れませんよ。


ちなみに「病」と言われていると言う事は、病原菌が解明されているという事であります。
病原菌が特定されていないものは「〜症」と呼ばれます。
テング巣病の病原菌は「タフリナ菌」というカビの一種らしいです。


あと、ケヤキ等の枯枝の切除も行いました。
公園内の樹木を本気で探してみると結構枯枝があるもんなんです。
腕より太い枯枝なんかが、あたりまえの様にあります。
こんなのが落ちてきて来園者にケガでもさせたら大変な事になってしまうですよ。
だもんで、高所作業車を使って丁寧に探して切除します。


こーゆー安全を守るといった内容の作業はイイモンです。
当然伐採と違って、来園者の作業に対する理解度も高いです。
樹木医的で無くても”OK”ですな。