街路樹植栽

今日から街路樹を植える仕事です。
明日の祭日は休めませんです。しかも雨・・・。


最近、横浜の街路樹は「赤土+堆肥」という植栽基盤を設計します。
ここで使用する「堆肥」とは、横浜市が生産しているモノです。


剪定枝や刈草などを破砕して再利用しているワケなんですね。


それ自体はとても良いシステムだと思います。


ただ、何分「未完熟」なもんで、地中に混ぜ込むと弊害がありそうでチョイト気になります。
良かれと思ってやった事によって弱ってしまう事は、実は良くある事なんです。


一番多いのは、地表に現れてる根を「なんだか剥きだしでカワイソウ」ってなワケで土で埋めてしまうといった行為。
根が呼吸困難になってしまう恐れがあるんですよ。


あと、「倒れないように植えなきゃ」ってな感じで根張りよりだいぶ上の幹まで土に埋もれさせてしまう行為。
いわゆる「深植え」ってヤツですが、これも×ですね。


で、未完熟堆肥や生チップなんかを土に混ぜこんでしまうのもアカンのですよ。
それらを「完熟(分解)」させる為に土壌中の微生物が窒素を消費するんですが、その為に植物が窒素を使えなくなってしまうんですわ。コレが。
窒素・燐酸・カリと言えば植物の必須元素ですよね。
それが不足する様になってしまうと、彼らは困ってしまうんですね。


しかし、設計には従わざるを得ないんですよね・・・。
尿素でも撒いておこっかな・・・。