面白い枯木2

joe-yan2008-04-26

写真のモノ。前回のねじれ枯木の内側です。
例によって分かり辛いんですが、「トンガリコーン」の様に飛び出してる部分が2個あります。
コイツは枝の基部なんですね。


樹木の構造なんかに関する本を読んでると、こんな図があったりします。
でも、実際に手にとって見たのは初めてですわ。
この部分の縦断面が材木で言う「節」の部分になるんですね。


この「節」の部分と、それを取り巻く縦方向の部分は材が強いです。
他の部分はボロボロ崩れるのに、スゴイしっかりしてます。
そして2個の基部は縦に繋がれている感じになってます。


繋がってるとは言っても、木理があれだけナナメだったんで、元気な頃には外観からはそうは見えないでしょうね。
もっと長く見れたら、次々節が繋がっているのかどうかも確認出来たんですが、何せ作業優先なもんでこの部分しかホジホジ出来ませんでした。


てなワケで、木の内部の枝の基部は腐朽に強く堅いっぽい事が分かりました。
CODIT論って
「ここは露出させても簡単には腐んないよ。でも、そこの周囲は露出させたらアカンよ。そのラインの見極めの基準にバークリッヂやブランチカラーを良く見てね。上手くいけばいつか樹皮で隠れるカモ知んないし。」
って事なんですかね。アタシはそう理解しました。


そしたら、枝を切る時は上下より左右の切り込みラインを重要視せにゃぁアカンですね。
今回の例を見る限りは。


ちなみにコイツは針葉樹みたいです。
断言は出来ませんが、マツっぽいです。


こーゆーのが見れたりすると伐採現場も捨てたモンじゃないと思います。
でも好きでは無いです。
大木が倒れて地響きがする度にタメ息が出ます。