腐朽樹木の研修会

joe-yan2008-09-10

祭りのようなにぎわいですが、マジメな研修会です。
レジストグラフを実体験してる真っ最中ですな。


樹種はカツラ。2本。
双方とも根株心材腐朽の疑いアリ。
腐朽菌は「コフキタケ」と「ベッコウダケ」。
で、実際に伐採して検証すると言う内容です。


参加者が思ったより多くて、ガヤガヤしてましたね。


「白色腐朽」をどちらの菌も起すんですが、腐朽材の触り心地が違うんですね。
「コフキ」でやられた方は、筋がなんとなく残ってて、ボロボロむしり取るのは苦労しそうです。
「ベッコウ」の方は、正にスポンジ状にフカフカして、崩し易そうな感じです。
どちらも鋼棒で「キュキュッ」と鳴りますが、やっぱ感触は微妙に違う気がする。
でも単独でいぢってたらワカラナイかもなぁ。


まぁ、だからってどっちが良い悪いってワケでは無いですが。
どっちも倒木の危険度を増す注意すべき菌です。


でも、決して悪者ってワケでは無いと思っているんですケドね。
「腐朽菌」が居なかったら世の中木屑ゴミだらけになってしまいますモンね。
「分解者」としての働きを勤勉に行っているワケなんですよ。彼らは。


でもやっぱ危ないトコロには居ついて欲しくないのですよね。
根元にキノコは”NG”ですよ。