サクラの診断・立会い
今日は、県発注の急傾斜崩壊対策工事の現場に呼ばれて行きました。
「住民さんが立派なサクラを残したいって言うんだけど、どうよ?」
的な内容です。
主たる工事は、法面にコンクリを格子状に固めて崩壊を防ぐ。と言う土木工事ですね。
で、樹木相談が回り回ってワタシのトコロに来てしまったんです。
サクラの周囲は元々竹薮だったようです。
写真の様に、サクラは幹が丸見えの状態にされてしまいました。
この幹には何か養生してあげないとアカンですよね。
数年前に落雷があったと言うウワサがあるんですが、大きめな枯枝があります。
落雷の影響にしては軽症だと思いますが・・。
これらの枯枝は全て除去しておきましょう。
土は、コンクリの間は有機物+種子の吹き付けだそうな。
地山への透水性は問題無いと言う事なので、経過観察ですかね。
ちょいと乾燥が心配ではありますが・・。
てな事を現場にて話して、報告書を提出するワケです。
しかしサクラにとっては災難ですよね。
目通り2.85mの立派なサクラなんですが、竹薮があったお陰で樹形が立ってます。
今後どんな形に成長していってくれるのか楽しみではありますが、もし具合が悪くなった時は何を施すにも苦労しそうですよ。
ま、とりあえずは来春の花でも様子見に来ますかね。