伐採地その後

今年の夏に伐採した場所です。
土木屋さんが造成をして、まぁキレイに宅地になりつつありますわ。
造成が終わって、仕上げの段階でウチが宅地に植栽を行って完了するワケです。
その様子見に行ってみたんです。

ここまで作業が進んでくると、元々の状態がすぐには思い出せないです。
でも確かに半年ほど前まではここは樹林地だったんですよね。
・・・いやぁ、アッと言う間ですね。いつもながら。

宅地には、一定の本数や面積の植栽を施さなければならないという決まり事があるんです。
で、ウチらみたいな造園屋さんが植えるワケなんですが、まだ建物も建ってない状態なんで、建築の時に撤去されてしまう事が大多数です。
確かにジャマですよ。何をするにしても。

運良く残ったにしても、その住宅の買い主の好みには当然合わせようが無いんで、気に入られなければそこでまた撤去の可能性があります。

何の為に緑化の決まり事があるのか、正直ワタシにはワカリマセン。
買い主が検査を受ける義務にでもなれば永続的な緑化になるんでしょうケドね。

宅内緑化をやって、しばらくしてソコに行ってみて、大事に残されている樹木達はほとんどいません。
大体がコニファーやオリーブなど洋風な感じの樹木に変わっています。

それを仕事にしといて言うのもなんですケド、この制度って変ですよね。
役所は現状を知っているのでしょうか？