カシノナガキクイムシ

joe-yan2009-10-06

今日は支部の研修会です。
森林総研から講師を呼んで講義をして頂きました。


「樹木と害虫」と言う題目での講義でしたが、メインどころは
カシノナガキクイムシです。


西日本や日本海側では結構なダメージを負っているこの虫害、まだ関東では被害が出ていない為かそれほどHOTでは無い雰囲気ですね。
でも、いつ問題になるかワカランですよ。
なってからでは遅いんです。


被害に遭う樹種はブナ、ミズナラクヌギ、コナラ、マテバシイスダジイ、ウバメガシなど。


ブナとミズナラはこの辺じゃぁ見ないですが、他は良くある樹木ですよ。
これらの樹種がたくさん植わってる里山の関係者は適切な里山管理をお願いしますね。


ちなみに、シイタケのほだ木としてホームセンターなんかで売っているクヌギに付いて虫が運ばれた可能性のある事例もあるそうなので、これまた注意。って難しいか。


写真は「カシナガ」が穴を空けたモノです。クヌギかアベマキか。
普段接する「キクイムシ」のイメージよりもちょいと穴が大きい。
実物の虫もサンプルでありましたが、虫も大きい。
サクラに付くヤツなんてマジ小さいもんね。


他にも色々な害虫について話していただいて、大変為になりましたですね。
お陰でその後の飲みの席でも話が盛り上がったですよ。
まぁ、研修会ってある意味ソコがメインでもありますから。