治療?

joe-yan2009-11-30

樹木の外科治療なんてぇモノがあります。
「外科」と言うだけあって、外面を体裁良く繕うワケです。
その内側は人それぞれの考え方があって、正解はワカランです。
そもそも「治療」と言う言葉が適しているかどうかも疑問デスし。


と、言うわけで久しぶりに「外科的治療」やりました。
対象樹木、内容、資材、全て決定済みの作業です。
こーゆーのはかえって割り切ってやり易いモンです。


外科的なことをやる時はいつも大阪の研修を思い出しますね。
あの時一緒だったオジサマ達は元気で樹木に触っているのかなぁ・・。
「黒薩摩」だったっけな・・・あの焼酎。


写真の真ん中辺りのスジが治療痕です。
終ってしまえばなんてぇ事無いッスね。
丸一日近くかかったのだけれども。


この木、Vクロッチ(入皮)内部が白色腐朽していて、根まで及んでいるので、ホントは精密診断して調べないとドコまでドウなんだか判らないッスね。


元々は二本立ちだったんですねー。
仮に同じ樹木であっても巧くくっついて癒合してくれるかどうかはワカランですよ。
一応その手助けをするのが今回の「治療」の目的ではあるんですケドね。
ちゃんと太ってくれれば塞がる方向に行くハズです。


しかーし、外面良くしたお陰で中のヤバーイ腐朽の様子を観察出来なくなりましたね。
やっぱ正解ってワカンナイ。